Single O Japan ディカフェリリースの想い

Single O Japanが設立した2014年当時から、ディカフェのご要望をいただくことは少なくありませんでした。当時は難しかった状況も、おかげさまで8年目を迎えるようになった現在、安定してディカフェの提供も実現できる環境となりました。

コーヒーが好きなのに、カフェインが理由で飲めない状況があるかもしれません。どんな人・状況にもコーヒーを楽しめる選択肢があり、すべての人にコーヒー本来が持つ味を楽しんでもらいたい。またちょっと最近カフェインを取り過ぎかも、と心配な方へもお勧めです。


もしかしたら今までのディカフェのイメージが変わるかも?そんな期待も込め、自信を持っておすすめできるこのDECAF BLENDが、コーヒーラバーのみなさんの当たり前の選択肢として広がり愛されますように!

最近では「ディカフェ」という言葉はすっかり日常にとけこみ、耳にすることも増えたのではないでしょうか。今回は、改めてディカフェについてご紹介いたします。 まずは、Q&Aより!


ディカフェっていつからあるの?
そもそもディカフェという概念はいつからあるのでしょう。ひょっとすると、わたしたちの想像よりもずっと昔から…? 1819年ドイツで、ある分析化学者がコーヒーからカフェインを発見し取り除くことに成功したという記録があります。それから1905年にドイツのコーヒー業者Roselius氏率いるチームが初めて商業用に実用化したディカフェプロセスを開発しました。その開発の背景には、こんな偶然な出来事があったと伝えられています。

ある日、船での輸送中にコーヒーが海水で水浸しになってしまいました。試しにこれを使用してみると、驚いたことにフレーバーはほとんど変わらないのにカフェインだけが失われていたという事実に気がついたのです。これをヒントに化学物質を加えて応用し初めてディカフェが誕生すると、インスタントディカフェコーヒーとしてヨーロッパ中に広がりアメリカにも渡っていきました。


なぜ「スイス」ウォータープロセスというの?
有機溶剤を一切使わず水だけでカフェインを取り除く技術は1933年にスイスで発展しました。その後1980年にCoffex S.Aによって商業化され、最終的には1988年カナダのThe Swiss Water Decaffeinated Coffee Companyによりスイスウォータープロセスが発表されました。スイス生まれの手法なので「スイス」ウォータープロセス、と名付けられたのですね。


「デカフェ、ディカフェ、ディカフ…….」いろいろあるけど、どれが正しいの?
外来語のカタカナ表記はさまざまですよね。Single O Japanでは「Decaffeinated(ディカフェネイテッド)」の略として「ディカフェ」としました。また、オーストラリアでは「Decaf」という呼ばれています。

さて、「ディカフェとは何か」「Single OのDECAF BLENDはどんな特徴があるのか」を紐解いていきましょう!

ディカフェとは?
そもそもディカフェとは「カフェインを含んだものから、カフェインを取り除いて減らしたもの」のことを指します。カフェインレス、カフェインフリー、ノンカフェインなどの言葉を目にすることもありますが、厳密にはこれらは多少意味が異なります。

ディカフェ:カフェインを含んだものからカフェインを取り除いて減らした飲み物のこと
カフェインレス:カフェインが少ない(少し含まれている)飲み物のこと
カフェインフリー、ノンカフェイン:カフェインが全く含まれていない飲み物のこと


ディカフェの作り方
ディカフェの作り方にはいくつか方法があり、代表的な方法は3つです。
・ダイレクトコンタクト法
・二酸化炭素抽出法
・ウォータープロセス

ダイレクトコンタクト法とは、化学物質を使った方法で日本ではその使用が認められておりません。二酸化炭素抽出法とは、水と二酸化炭素の原理を使った方法です。そしてウォータープロセスとは、ずばり「水だけ」を使ってカフェインを取り除く方法です。

では、Single OのDECAF BLENDで用いられているウォータープロセスについて詳しくみていきましょう。


SWISS WATER®プロセスとは
ウォータープロセスを扱う中でもSwiss Water Decaffeinated Coffee CompanyによるSWISS WATER®プロセスは「化学薬品を一切使用せず99.9%カフェインフリーを実現させた、その実績と信頼の証」として世界中で認められています。
SWISS WATER®プロセスが特別な理由は、カーボンろ過システムを使用しカフェインを除去する彼らの方法が、世界で唯一彼らの特許を受けているからです。どんな手順なのかはSwiss Water社のホームページより引用しご紹介いたします。


【ステップ1】《コーヒー豆を洗い、水に浸す》
コーヒー豆を洗い、水に浸します。 豆に水分を含ませることで、カフェインを取り除きやすくします。

【ステップ2】《カフェインの除去》
カフェイン除去用水GCE (Green Coffee Extract/グリーンコーヒーエクストラクト)とSWISS WATER®社独自のカーボンろ過装置を使用して、カフェインを徐々に取り除きます。GCEは、コーヒーの水溶性成分で過飽和された水からカフェインを除いたものです。生豆をタンクに入れてそこにGCEを注ぎます。するとカフェインは、平衡点を求めてコーヒー豆からGCEへと移動し始めます。 時間、温度、水の流れを慎重にコントロールして、生豆に含まれているカフェインをGCEに移動させる作用を最大限にします。こうしてカフェインだけが取り除かれ、コーヒーそのものの本来の風味は損なわれません。

【ステップ3】《カーボンろ過装置によるろ過》
カフェインを含んだGCEをカーボンフィルターでろ過すると、カフェインだけがフィルターに残ります。その後GCEはカフェイン除去用タンクに戻り、コーヒー豆から99.9%カフェインが除去されるまで、このプロセスが繰り返されます。所要時間は約8-10時間です。 カフェインで飽和状態になったカーボンは、カーボン再生炉に移され、そこでカフェインが燃やされます。

【ステップ4】《カフェイン除去完了》
カフェインを除去したコーヒー豆をタンクから取り出します。乾燥させて袋詰めにしラベルをつけると、焙煎準備完了。 カフェイン除去後は毎回、Swiss Water®プロセスを経たカフェインレスの生豆のサンプルを焙煎して、カフェイン除去前の生豆と比較します。

※ディカフェの工程をこちらの動画でも確認できます。


ディカフェの味
「でも、やっぱりディカフェはふつうのコーヒーより美味しくないんじゃない?」 —そんな声も聞こえてきそうですが、実際はどうなのでしょう。

ディカフェのコーヒー豆も通常のコーヒー豆も、味の根本となるのは厳選された素晴らしいクオリティのコーヒー豆であるかということ。美味しいかそうでないかは、そもそもグリーンビーン(生豆)のクオリティに関わる部分が大きいといえるでしょう。また、焙煎もその豆の良さを最大限に引き出せるようなアプローチが必須です。そのため、ディカフェだから…と味を心配する必要はありません!

見た目は通常のコーヒーよりも表面が少し暗くなりやすいという点はありますが、巧みなディカフェプロセスと焙煎が行われたコーヒーは引けを取らず最高に美味しいコーヒーなのです。

ぜひSingle O Japanのディカフェを飲んでみてください!

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